身体の不調が続く時、便に白や透明なドロっとした粘液が混じることはありませんか?

粘液は下痢や軟便など便に異常がある時に混じるので、病気かもしれないと焦ってしまうかもしれません。

普段見慣れない粘液ですが、色の違いや血液が付着するなど、粘液の状態によっては病気が原因の場合もあるのでしょうか?

今回、便に粘液が混じる時、考えられる病気やお腹の状態についてお伝します。

スポンサーリンク

なぜ便に粘液が混じるの?

便に粘液が混じるのは稀なので、便の状態をチェックした時やお尻を拭いた時、すぐに異変を感じるはず。

粘液便が出るのは理由があり、大きく分けると主に以下の2つが考えられます。

 

大腸で過剰に粘液が作られた

大腸にはたんぱく質が主成分の粘液が張り巡らされていて、

  • 便の移動や排出を手助けする
  • 大腸を細菌感染などから守る

といった役割があります。

 

腸内で常に適量作られ続けている粘液ですが、大腸が暴飲暴食やストレスにより傷つけられた時は、腸壁の修復のため通常より多くの粘液が製造されます。

普通なら粘液は大腸で吸収されますが、過剰に作られると吸収できる量を超えてしまい、過剰分が便に付着して体外に排出されるのです。

 

大腸の粘膜が剥離した

激しい下痢の時は大腸が刺激されて働きが活性化し過ぎるため、大腸や肛門の粘膜が無理にはがされ、便と一緒に排出します。

粘膜と粘液の性質はほぼ変わらず、どちらもジェル状の透明、もしくは白っぽい液体です。

 

ちなみに食物の油を体内で吸収できなかった場合も油っぽい粘液が便に混じることがありますが、油が原因の場合は稀です。

体質によってハマチやクジラ、ギンダラなど油の乗った魚を食べた際に便に粘液が混じることがあります。

またバラムツやアブラソコムスと呼ばれる魚は人間が吸収できない油をもっていますが、日本では販売禁止なので市場には出回りません。

(ただし釣った魚を食べることは規制されていないため、うっかり食べてしまうと油っぽい粘液が便に混じる原因になります)

 

粘液が白や透明なら安心?

粘液の色が白や透明だと、身体が意図的に粘液の分泌を増やして腸内の傷を修復しているのかもしれません。

腸内に傷があるのは不安かもしれませんが、腸はデリケートなので食べ過ぎやストレス・下剤の服用等、ちょっとしたことで傷つきます。

色がおかしかったり、血が混じるような状態でなければ、傷が治れば粘液も自然と出なくなります。

 

ただ粘液の状態が以下のような場合は、病気が原因かもしれません。

  • 粘液が白や透明でなく色がついている
  • 粘液に血液が混じっている、血便と一緒に粘液が出る
  • 数日たっても便と一緒に粘液が出続ける

スポンサーリンク

粘液便の状態別、考えられる病気!

粘液便が出た時、色や血液付着の有無により考えられる病気が変わってきます。

 

血液が付着している・混ざっている粘液便(粘血便)

大腸の粘膜が炎症・出血していると、粘血便として体外に排出されます。

粘液と併せて便に血液が混じるのが確認できた場合、難病指定されている病気・潰瘍性大腸炎の可能性もあります。

潰瘍性大腸炎は粘血便の他にも下痢・発熱・腹痛などの症状が表れ、重症だと緊急手術を要する危険な病気です。

現時点では完治させることが難しい病気なので、少しでも早く発見して治療を開始することが大切です。

 

ピンク色の粘液便

便に混じる粘液がピンク色っぽく見えるのは、肛門近くの直腸が炎症を起こしたのかもしれません。

また明らかに赤色で血液が混じっている粘液便ではなく薄いピンク色の粘液便だと、便秘などが原因で硬くなった便が腸を傷つけて発生する場合もあります。

傷が完治すれば粘液も出なくなりますが、治ってもまた繰り返すようなら、腸内環境を整えて便のトラブルをなくしましょう。

※関連記事

 

もしピンク色だけど血液っぽいと感じたり、下痢や腹痛の症状がある場合、潰瘍性大腸炎の可能性も視野に入れ、受診をおすすめします。

 

緑色の粘液便

食べた物や不摂生が原因で緑色の便が出ることがあるように、便に緑色の粘液が混ざることもあります。

緑色の粘液は病気ではなく胆汁の酸化が原因なので、驚くと思いますが特に心配はいりません。

1日~長くても3,4日で粘液の量は減るので、便の異常や腹痛など他の症状がなければ数日間様子をみましょう。

 

ただしピンクの時同様、いつまでたっても粘液が出続けたり、その他、身体の異常を感じた時は病院で診てもらうようにしましょう。

 

まとめ

便に粘液が混じると、色が透明や白だとしても「病気かもしれない…」と不安になりますが、粘液便は誰にでも起こる症状です。

粘液便が出た際にチェックすべきなのは、以下の3つです。

  • 便に血液が混ざっていないか
  • 粘液が出る以外に、身体や便の不調はないか
  • どれだけの期間、粘液便が続いているか

 

粘液便が続く期間や体の不調、粘液の色で病気を疑うようにしましょう。

もし粘液便の状態や色を説明しづらい場合、便をスマホのカメラで撮影して医師に見せると、スムーズに診察が進むのでおすすめです。

スポンサーリンク