突然便意を感じたけれど、授業中や会議中、外出先などでトイレに行けない…そんな状況はよくありますよね。

都合が悪い時はつい我慢しがちな便意ですが、排便したい時に我慢するのは便秘の原因になるだけでなく、他にも身体に悪い影響を及ぼします。

便意を我慢すると便秘になる仕組み、さらに便意を我慢し続けた時起こる吐き気・冷や汗などの原因についてお伝えします。

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便意を我慢するとなぜ便秘になる?

通常、便が大腸から直腸へ移動して一定の量が溜まると、「便が溜まった」という信号が脳へと送られます。

この信号によって私たちは便意を感じ、肛門付近の筋肉の緊張を緩めるとともに直腸の排便を促す運動を強めて便を排便します。

もし便意を感じてもトイレに行かずに我慢していると、排便を指示する信号は数分で停止します。

信号が停止すると便意が弱くなるので排便に行くタイミングを失い、便が直腸に溜まってしまうため便秘になるのです。

 

便意の我慢が癖になると便秘が超悪化する!

便意の我慢を何度も繰り返すと、直腸は便が溜まっている状態にだんだんと慣れていきます。

その結果、直腸や肛門の感度はだんだん鈍くなり、便が溜まっても脳へ排便を促す信号を送らなくなります。

そうすると、出そうとしても出ない便秘を通り越し、“便意すら感じない便秘”まで症状が悪化します。

 

また何日も便が腸内に溜まっていると、便に含まれる脂質や水分が必要以上に腸壁から体内に吸収され、便は硬く小さくなっていきます。

これが便秘の中でも最も解消されにくい、“スーパー便秘”と言われる直腸性便秘の状態です。

軽度の便秘であれば、便を柔らかくしたり腸内環境を整える方法で概ね解消しますが、直腸性便秘はこの程度の解消法では治りません。

脳からの信号を回復させ、再び正常に便意を感じられる状態に戻すことも必要になるので、かなり時間がかかります。

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吐き気・冷や汗を感じるまで便意を我慢するのはNG

便意を我慢していると、お腹が張るような痛みが起こりますが、原因は腸の中に溜まった便が腐り、ガスを発生させて腸が膨張し、他の臓器を圧迫するためです。

お腹が張った状態が続いたり無理に排便しようとすると、気持ちが悪くなり冷や汗をかいたり、吐き気に襲われたりします。

ここまでの症状が表れると、便が溜まり過ぎて腸の中へ食べ物が入っていかなくなり、さらに直腸が鈍っているため便も排出できないという最悪の状態です。

 

どうにもならなくなった腸が「上から出すしかない!」と判断し、不要なものをとにかく体外に排出しようとしているのです。

吐き気や冷や汗は、身体からのSOS信号で、腸内環境は最悪の状態になっている可能性があります。

放っておくと、大腸がんや腸閉塞などの重篤な病気にもなりかねないので、ここまでひどくなると早急に病院で診察して便秘治療を行いましょう。

 

便意を我慢しないための対策は?

便秘を防ぐには便意を我慢しないことが大切だと分かりましたが、排便したい時にいつでもできるとは限りませんよね。

できない状況は絶対にありますし、外での排便に抵抗を感じる人も多いと思います。

便意を我慢しないための対策として有効なのは、決まった時間に排便を済ませる習慣を身に付けることです。

朝は腸が活発に働き排便しやすい時間帯なので、寝起きすぐにコップ1杯の水を飲み、腸を動かくしてあげましょう。

出勤まで時間がある場合、食後にコーヒーを飲み腸に刺激を与えるのも有効です。

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そして、便意がなくても出勤前にはトイレに座り毎日排便にトライしてみます。

最初からうまくいく人はまずいませんが、同じ時間帯に排便する癖を脳に覚えさせることで、便意の信号を徐々に朝のタイミングで送れるようになります。

継続して行うと、スーパー便秘の解消や予防に効果的ですし、朝から気持ちよく一日をすごくことができます。

是非、排便習慣も朝型へと変更させましょう。

 

まとめ

本意でなくても、便意を我慢する習慣が続くと便秘はどんどん悪化し、様々な悪影響を及ぼします。

たとえ便秘で悩んでいない人でも、便意を我慢する環境が続くと腸の働きが鈍り、頑固な便秘体質に変わってしまうかもしれません。

排便のリズムを整えるのはもちろん、普段から腸内環境を良好な状態に保てるよう努力していきましょうね。

※便秘解消に有効な方法

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