多くの人が悩んでいて現代病の一つして知られている便秘と頻尿ですが、この二つは深く関係しています。

便秘と頻尿は同時に起きることもありますが、他の病気が原因で二つの症状が現れる場合もあるため注意が必要です。

とはいっても便秘・頻尿は男性・女性問わずよくある症状なので、病気なのかそうでないのか…判断するのが難しいですよね。

今回、便秘と頻尿の関係や、同時に起きた場合に考えられる病気について男性・女性別にお伝えしたいと思います。

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便秘と頻尿の関係は?

まず病気以外で便秘と頻尿が同時に起きる可能性として、以下の原因が考えられます。

体の冷え

体が冷えると内臓の動きを調整している自律神経が乱れるため、胃腸の働きが弱まります。

そうすると食べた物の消化・吸収作業に支障をきたし、消化不良が起こりやすくなるため便秘や下痢になります。

また体の冷えは膀胱を刺激し、自律神経の乱れが原因で膀胱機能に障害が生じるため頻尿になります。

便秘による便の腐敗でガスが溜まり、膀胱を圧迫

便秘体質でおならがよく出る方は、腸にたまった便やガスが原因で腸が膨らみ、膀胱を圧迫します。

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そうすると膀胱の活動が活発になるため、膀胱の容量いっぱいまで尿が溜まる前に尿意が起こり頻尿になります。

便秘+カフェイン(水分)の摂りすぎ

水分の摂取量が増えると必然的に尿量が増えトイレが近くなるので、便秘解消目的で水分を大量に摂取している人は便秘と頻尿が同時に起こります。

またカフェインには利尿作用があるため、日頃からコーヒーを飲む人は水分摂取量の割に頻尿になりやすいです。

ちなみにカフェインの利尿作用は大腸内の水分まで尿として排出しようとするため、便が水分不足で固くなり便秘が悪化する恐れもあります。

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基本的に便秘の次に頻尿の症状が現れた場合、上記いずれかが便秘と併せて頻尿を誘発する原因になっている可能性が高いです。

そのため便秘解消が頻尿の改善にも関係し、体を冷やさない・コーヒーを控えるなどの対策も併せて行うことで症状が改善したり、和らいでいきます。

 

便秘・頻尿の原因が病気の場合、考えられる病名は?

便秘と頻尿が同時に起きる原因が病気の場合、他にも併せてなにかしらの症状が現れる場合が多いです。

男性・女性で疑われる病気も変わってくるので、疑われる病名をいくつかお伝えしていきます。

 

女性

子宮筋腫

今現在、成人女性4人に1人に見られる疾患なので、女性で知らない人はいない病気だと思います。

子宮筋腫とは一般的に良性の腫瘍を指し、がんとは違い良性なので命にかかわる病気ではありません。

ただ大きくなった腫瘍が腸や膀胱を圧迫するため便秘・頻尿が同時に起こりますし、月経時以外の腹痛や出血量が増えるなどの症状もあります。

 

命を落とさないといえども、出血量増加による貧血症状や日常的な痛みなど、決して体にとって楽な病気ではありません。

子宮筋腫は医師との相談の上、内視鏡手術などで腫瘍を取りのぞくことができます。

 

男性

前立腺肥大

前立腺は男性にだけある臓器で前立腺肥大は主に高齢者に多い病気ですが、稀に若い方でも発症します。

前立腺肥大の原因は男性ホルモンの変化だと考えられていますが、正式には解明されていません。

 

前立腺肥大で便秘と下痢が起きるメカニズムは以下のとおり。

  1. 前立腺が肥大して尿道を圧迫、尿が出にくくなり残尿が増えるため、トイレに行く回数が増える
  2. たまった尿で膀胱が膨れて大腸を圧迫するため、便をスムーズに排出できなくなり便秘になる

頻尿の後に便秘の症状が現れた場合、男性だと前立腺の病気が関係しているかもしれません。

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男性・女性共通

自律神経失調症

自律神経の乱れが慢性的に起こり、便秘や頻尿以外に不眠・発熱・動悸・寝汗・精神不安定など、様々な不具合が体に現れる自律神経失調症。

病気の原因としてストレスや生活習慣の乱れが深く関係しているため、慢性的な疲れやストレスには要注意です。

治療は精神的なケアが中心となるので、ストレスの根源をなくすことや生活習慣の改善に重点がおかれます。

膀胱炎

便秘になると腸にたまった便が原因で体内で細菌が繁殖しやすい環境になり、それが原因で膀胱炎を引き起こします。

膀胱炎は体の構造や便秘になりやすい体質などから女性が発症する割合が高いですが、男性にも起こりえる病気です。

 

膀胱炎は頻尿や排尿痛、残尿感、血尿などの症状や尿検査で簡単に診断できます。

症状が軽度なら多量の水分摂取で自然の治る場合が多く、重度でも抗菌薬の服用で完治しますが、癖になりやすい病気なので再発に注意しましょう。

パーキンソン病

名前は知ってるけど症状は…なんて人が多い病気だと思いますが、難病指定されている怖い病気で、脳内の神経伝達物質・ドーパミンの不足により起こります。

症状は無気力や短気になるなど精神的な異常の他、体を自由に動かせない・手足の痺れ・動悸が小さくなるなど多岐にわたります。

またパーキンソン病により筋力の衰えや自律神経の乱れも生じるため、それが原因で便秘・頻尿が同時に起きる場合もあります。

 

パーキンソン病は稀な病気ですが、現在の医療では治療法が確立していないため、とにかく一刻も早い段階で治療を開始することが大切です。

疑われる症状がみられた場合、早急に病院へ行き医師に診てもらうようにしてください。

 

まとめ

便秘と頻尿はそれぞれが病気と関係しているのはもちろん、二つ同時に症状が現れても疑われる病気はたくさんあります。

軽い病気から重い病気まで色々あるため、便秘・頻尿と併せて他の症状がないか一度確認してみましょう。

便秘・頻尿ともによくある症状なので、病気の疑いをもたずに放置していることも多いですが、少しでもおかしいと感じた時は念のために病院の受診をおすすめします!

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