鶏肉は他の食肉に比べて値段がお手頃なので、ついまとめ買いする人も多いかと思います。

鶏肉の消費期限はかなり短いので、少しでも鮮度を保つため正しい方法で保存することが大切です。

また、もし消費期限切れになった場合、いつまでなら食中毒の心配なく食べることができるのでしょうか?

今回、消費期限が過ぎた鶏肉はいつまで食べられるのか、また鶏肉の正しい保存方法や気をつけたい食中毒の症状についてお伝えします。

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消費期限切れ鶏肉の危険性

鶏を含めた食肉となるほぼ全ての動物には、いくら健康な状態でも食中毒の原因となる細菌やウイルスが体中に潜んでいます。

そのため食肉の処理をする時、肉に食中毒の原因菌が付着するのを避けることは難しいといえます。

 

食中毒については、消費期限内であっても肉を十分に加熱せずに食べる場合、確実に感染しないと言い切ることはできません。

ただ消費期限を過ぎた鶏肉は、食中毒の原因菌が肉の中で増殖しているので食中毒に感染した際、重症化するリスクが高まります。

 

消費期限切れの鶏肉はいつまで食べられる?

消費期限は食品の中でも特に傷みやすいものに採用されており、“期限を過ぎたら食べない方がいい”という意味で定められています。

ちなみに、消費期限と似ている“賞味期限”はスナック菓子や缶詰など傷みにくい食品に記載されており、期限までは美味しく食べられるという意味で使われます。

2つの違いを見ると分かる様に、消費期限切れの食品は廃棄を推奨しているので、それを無理に食べようとする場合は自己責任になります。

 

また、消費期限切れの鶏肉を食べる場合、保存状態によって傷み方が変わるので期限切れ後いつまでなら大丈夫と決めることはできません。

消費期限が過ぎた後、食べても大丈夫かどうかは、過ぎた日数ではなく鶏肉の状態を確認して判断しましょう。

鶏肉が腐っていないか確認する方法

食中毒のリスク覚悟で消費期限切れの鶏肉を食べようとする場合、必ず以下の項目をチェックしてください。

  • ベタベタしたりぬめりがでていないか
  • 糸をひいていないか
  • 異臭(すっぱい臭い)がしていないか
  • 黒ずんだり青色や緑色に変色していないか
  • カビが生えていないか

上記の状態に当てはまらなければ、消費期限切れでも食べることは可能です。

 

消費期限切れの鶏肉の食べ方

消費期限切れの鶏肉は食べない方が良いですが、どうしても食べたい人は最低限以下の内容に気をつけて調理してください。

しっかり加熱する

食中毒を引き起こす細菌やウイルスは熱に弱いため、十分に加熱すれば死滅させることができます。

加熱の目安として、中心温度75℃・1分以上です。(肉の色→ピンクから褐色・肉汁→透明)

表面が焼けていても中が生の状態かもしれないので、しっかり確認してから食べるようにしてください。

生食は絶対NG

鶏肉に限らず、全ての食肉は生食すると食中毒のリスクが高まります。

中心部までしっかり加熱してから食べるようにしましょう。

もちろん、半生の状態なども絶対NGです。

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鶏肉による食中毒の原因菌2種類!

生、もくしは十分に加熱されていない鶏肉を食べた時、感染する可能性が高い食中毒の原因菌と、その症状についてまとめます。

カンピロバクター

少量の菌で発症し、発症までの潜伏期間が長いことが特徴的です。

主な症状は、発熱・腹痛・下痢・血便などがあります。

カンピロバクターは、重症化すると呼吸障害や手足に力が入らなくなる“ギランバレー症候群”を発症することもあるため大変危険です。

※関連記事

カンピロバクター食中毒の潜伏期間や症状!人にうつることは?

サルモネラ菌

乾燥に強く、少量の菌で発症して潜伏期間が短いことが特徴です。

症状は、悪寒・嘔吐・腹痛・発熱・下血などがあげられます。

※関連記事

サルモネラ菌はうつるので注意!卵以外の感染経路や予防法は?

 

鶏肉の正しい保存方法【冷蔵】

消費期限関係なく、買ってきた鶏肉は正しい方法ですぐに保存することで食中毒原因菌の繁殖を抑え、長持ちさせることができます。

鶏肉を当日中に食べ切らず、冷蔵庫で保存する時は以下の保存方法を実践しましょう。

  1. 購入した鶏肉はパックから出す
  2. 鶏肉の表面をキッチンペーパーなどで包み、水分を取る(表面の水気を取る前に少量のお酒をかけると保存性が高まります)
  3. ラップで包み空気を遮断して、さらに更にジップロックなど密閉容器に入れる
  4. チルド室があればチルド室に入れておく

また、醤油・みりん・酒などで下味をつけてから保存すると、生の状態よりも多少長く保存することが可能です。

冷蔵保存した鶏肉の消費期限
  • もも肉・むね肉・手羽元…3日以内
  • ささみ・鶏ひき肉…24時間以内

鶏肉は牛や豚に比べると水分が多く含まれているため、食肉の中では一番傷みが早いです。

また、上記の期限はあくまでも目安なので、パックに記載されている消費期限内に食べ切ることをおすすめします。

 

鶏肉の正しい保存方法【冷凍】

冷凍した鶏肉は風味が落ちますが、長期間保存可能です。

ただ、冷蔵保存の時と同じように傷みを防ぐ対策をしてから保存してください。

  1. 必要な分だけ使えるよう、パック内で1回分程度に小分けしていく
  2. 小分けした鶏肉をパックから出し、表面をキッチンペーパーなどで包み水分を取る
  3. 空気を抜いてラップに包む
  4. フリーザーバッグに平らになるよう入れる

冷蔵保存同様、下味をつけたり酒蒸しなどにすると使い勝手が良くなります。

解凍する際は低温でゆっくり解凍する方が、風味を落とさず美味しく食べることができます。

使用する半日程前に冷蔵庫に移して少しずつ解凍していきましょう。

冷凍保存した鶏肉の消費期限

鮮度を保ち美味しく食べられるのは2週間程度です。

それ以上保存すると、におい移りなどで風味が落ちる可能性はありますが、気にしなければ1ヶ月は保存できます。

 

まとめ

鶏肉は消費期限切れ後、日数が経てば経つほど食中毒のリスクが高まることが分かりました。

ただ、食中毒の危険性はたとえ消費期限内であってもゼロになることはありません。

保存方法をしっかり守り、なるべく購入後すぐに食べ切ることを心がけてください。

また、万が一食中毒に感染して下痢や腹痛などの症状が出た場合、早急に病院で診てもらうことをおすすめします。

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