お腹が緩い、もしくはお腹壊したかも…、このように思う時は大抵、便の状態がいつもと違いますよね。

下痢と軟便、どちらもお腹の不調が原因で起きる便の状態を指しますが、ごっちゃになっている人は多いと思います。

下痢と軟便に明確な違いはあるのでしょうか?

また下痢と軟便を繰り返す時は、単にお腹の調子が悪いだけでなく怖い病気の前兆かもしれません。

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下痢と軟便の違い!誰でも分かる見分け方は?

結論から言えば、下痢と軟便の違いは“便に含まれる水分量”のみです。

便の水分量で下痢・軟便・通常の便を分類すると、

  • 90%以上 → 下痢
  • 80~89% → 軟便
  • 70~79% → 通常の便

となります。

 

便の水分量を細かく調べることは難しいので、私たちが判断する上では見た目で決めるのが一般的です。

下痢は便の形を保っておらず水の中でバラバラになっている、もしくはドロドロした状態でかさばっています。

軟便の場合見た目でやわらかい便と判断でき、水の中でもかろうじて形を維持しているような状態です。

 

また例外はありますが、便の見た目と併せて腹痛の有無や便意の強弱でも下痢・軟便には違いがあります。

軟便だと“お腹がゴロゴロしている”程度で腹痛がない、もしくは症状が軽く、便意も限度はありますが我慢できる場合がほとんどです。

ただ腸の病気が原因で起きる下痢以外は、腹痛がほぼ確実に起こり、便意を我慢することはできません。

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下痢と軟便の違いは水分量だけなので、あくまで水分量以外の違いは1つの目安程度に覚えておいてください。

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下痢・軟便を交互に繰り返す時、疑われる病気は?

下痢だと「お腹壊したな…」、軟便だと「消化に悪い物でも食べたかな…」この程度に軽く考え、自分の中で完結することが多いと思います。

実際、下痢や軟便が出ても数日もすれば大抵は元に戻るので、不安になったり病院に行くような人はいないと思います。

ただ下痢と軟便を交互に繰り返し、常に便の状態が悪い場合、以下のような病気の可能性があるので要注意です。

過敏性腸症候群

下痢や軟便を繰り返すだけでなく便秘期間を挟むこともあり、なんらかの便の異常が続く病気です。

便以外にもお腹に違和感が起こり、腹部膨満感やおならの回数が増えるなど様々な症状を引き起こします。

過敏性腸症候群は腸の検査をしても何も異常は見つからず、ストレスが原因で自律神経が乱れることで起きる病気と考えられています。

お腹(腸)や便通に不調を感じる人の7割の人は過敏性腸症候群が原因と言われています。

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学校に通う若年層や会社勤めの中年層中心に症状が出やすくなっており、この病気が原因で強いストレスを感じ、症状がさらに悪化する場合も多いです。

過敏性腸症候群は投薬や手術で完治しないので、治療法は生活習慣の見直しやストレスの原因を取り除くといった方法になります。

生活習慣を改めると症状は治まったり弱くなりますが、強いストレスや乱れた生活習慣によって悪化します。

命に係わる病気ではないですが、便秘や下痢が続くと怖い病気の引き金にもなり得るので、日頃から体に負担をかけないよう心がけましょう。

大腸がん

大腸がんは悪化すると血便や腹痛を伴いますが、初期症状として過敏性腸症候群と同じように軟便・下痢・便秘を繰り返す場合が多いです。

また便が細くなったり、コロコロになる場合もあります。

がんは初期の状態では自覚症状が弱いため気づきにくいですが、がん検診で早期発見できます。

特に40代以上の方で便の異常が続く場合、大腸がんも視野に入れて一度検査してみることをおすすめします。

潰瘍性大腸炎

癌に比べて若い世代に多く、ここ数年で患者数が急増しているのが潰瘍性大腸炎です。

症状としては下痢や軟便が続く他、血便や粘液が出る場合もあります。

過敏性腸症候群と同じく完治は難しいので、一生涯良い悪いを繰り返しながら付き合っていく病気です。

 

潰瘍性大腸炎は難病指定されており、発症する明確は原因は現代では特定されていません。

ただ異常な免疫反応によって起こり、自身の異常な抗体が大腸の粘膜を攻撃して炎症を引き起こすと考えられています。

日本などの先進国に多いですが、まだまだ認知度が低い病気といえます。

 

まとめ

腸が弱い自覚がある人ほど気にしなくなる下痢や軟便ですが、その陰には怖い病気が潜んでいる可能性を忘れないでください。

また便は自分の体調を示すひとつのバロメーターになるので、毎日確認しましょう。

 

下痢と軟便を繰り返す原因の多くは過敏性腸症候群ですが、例えそうだとしても病院で適切な治療法を教わることが大切です。

あらゆる病気に言えることですが、早期発見・早期治療が最も大切です。

便の状態やお腹の調子に違和感がある場合、少しでも早い段階で病院を受診してしてくださいね。

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