下痢の症状を抑えるため、持っていると便利な下痢止めですが、正しい飲み方で服用できていますか?

下痢は原因によっては止めてはいけない場合もあるので、飲むタイミングを間違えると思わぬ危険を招く恐れがあります。

できれば下痢止めは飲まないに越したことはありませんが、急な腹痛が襲ってきた場合、悠長なことは言っていられませんよね。

今回、下痢止めで思わぬ失敗をしないように正しい飲み方と副作用についてお伝えしたいと思います。

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下痢止めの服用前に確認しよう!

辛い下痢ですが、身体の中の毒素を排出してくれる働きがあるため、下痢止めを飲んでしまうと風邪などの症状が悪化する場合もあります。

下痢止めを服用する前に、必ず“下痢止めを飲んでも良い下痢なのか“を見極めることが大切です。

まず、下痢止めを飲んではいけない場合と良い場合についてお伝えします!

 

下痢止めを飲んではいけない場合

ウイルスが原因の下痢や細菌性の下痢の場合、下痢止めを服用してはいけません。

下痢止めを飲むと、下痢の原因である細菌やウイルスを身体の中に残すことになるので、ダラダラと下痢が長引く原因になってしまいます。

 

下痢止めを飲んでも良い場合

以下の症状が原因の下痢は、長引くと体力低下だけでなく脱水症状に陥る可能性もあるので、様子を見つつ下痢止めを服用しましょう。

  • 冷えや月経に伴う下痢
  • 消化不良による下痢
  • 過敏性腸症候群による下痢
  • その他一過性による下痢

 

下痢止めの種類

下痢止めは、原因や症状に合わせて選ぶことができるので、適切なタイプの薬を選ぶようにしましょう。

 

腸管運動正常化タイプ

最も一般的な下痢止めのタイプです。

腸の働き(蠕動運動)を正常にし、腸の水分量をコントロールします。

食べ過ぎや飲み過ぎ、冷えやストレスまで幅広いタイプの下痢に効果が期待できます。

 

腸管運動抑制タイプ

腸の働き(蠕動運動)を抑え、水分の分泌も抑制します。

ウイルスや細菌が原因の下痢には服用してはいけないので注意しましょう。

 

整腸剤タイプ

整腸薬と呼ばれている薬で、腸内の環境を整えます。

即効性は期待できないので、別タイプの下痢止めと併用して服用することをおすすめします。

 

収れん剤タイプ

腸内に膜を作り、腸の壁を保護して炎症を抑えます。

食あたりによる下痢から、ストレスによる下痢にまで効果が期待できます。

 

殺菌剤タイプ

殺菌効果があるので、ウイルスや食中毒などが原因の下痢に対して有効です。

ただ、下痢を止めるより殺菌を優先しているので下痢を止める効果は他のタイプよりも薄いです。

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下痢止めの飲み方・飲むタイミング

下痢止めは予防薬として服用しておくことができないので、症状が出た際に服用するようにします。

飲み方は薬によって、以下の2通りに分けられます。

 

水で服用するタイプ

一般的に多く販売されている錠剤タイプの下痢止めで、水またはぬるま湯で食後に服用します。

錠剤は体内で徐々に溶けていくため即効性はないですが、長い時間効果が持続するのが特徴です。

 

口の中で溶かして服用するタイプ

CMでもお馴染みの口の中で溶かして服用する下痢止めで、水なしで飲めるため飲むタイミングを選びません。

急な腹痛などで「下痢だな…」と感じた時、用量を口の中で溶かす、またはかみ砕いて服用しましょう。

このタイプの下痢止めは即効性重視のため、すぐ症状を抑えることができますが、水で服用するタイプより持続力が劣ります。

 

下痢止めの副作用

市販の下痢止めはメーカーにより成分が若干異なるため、副作用の強い・弱いが薬によって変わりますが、主な副作用は以下の通りです。

 

便秘

腸の動きを抑えるタイプ(腸管運動抑制タイプ)の下痢止めに多い副作用です。

このタイプの下痢止めは即効性があり良く効くのですが、効きすぎて便秘になることがあります。

「下痢は治ったものの便秘になってしまった…」なんて時は、薬の服用を中止して水分をしっかり取れば元の状態に戻ることが多いです。

 

腸内環境の悪化

殺菌性のある下痢止めを使用した場合、腸の環境を整えてくれる善玉菌も死滅します。

一時的な服用なら問題ないですが、常用・多用すると腸内環境が悪化し、おならの臭いがきつくなったり慢性的な便秘・下痢を引き起こす原因になります。

 

常用性

常用性は過敏性腸症候群など、腸に疾患のある方が下痢止めを長期に渡り使用した際に見られる副作用です。

飲み続けることで身体が下痢止めに慣れてしまい、効果が薄くなっていきます。

さらに常用を続けていると、喉の渇きや動悸、湿疹やかゆみなどの症状が現れるようになります。

 

母乳が出にくくなる

妊婦の方が「ロートエキス」が含まれている下痢止めを服用すると、母乳が出にくくなります。

また、ロートエキスが含まれた下痢止めを使用した後、赤ちゃんに母乳を与えると、赤ちゃんの鼓動が早まることがあります。

 

排尿困難

「ロートエキス」が含まれる下痢止めを高齢者の方が服用すると、排尿困難になることがあります。

 

まとめ

下痢止めは、

  • 飲み過ぎ・食べ過ぎ
  • ストレス
  • お腹の冷え

など、明らかに原因が分かっている場合や、ひどい下痢を一時的に止めたい時のみ服用しましょう。

 

下痢の原因でウイルスや細菌が考えられる場合は、下痢止めに頼らず専門医で受診するようにします。

また、飲む時は必ず用法や用量を守り、症状が落ち着いたら服用をやめましょう。

下痢止めも立派な“薬”なので、副作用があることも理解して上手に付き合っていきましょうね!

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