冬に美味しい食べ物の代表といえば“カニ”ですよね!

鍋に入れても、焼いても、刺身で食べても格別ですが、残念なことにカニを食べると下痢や腹痛が起きる場合があります。

そんな時に真っ先に疑うのは食中毒ですが、原因はそれだけでなくアレルギーかもしれません。

今回カニを食べた後に起きる下痢や腹痛の原因や、アレルギーが判明した場合、同じく甲殻類であるエビは食べても良いのかお伝えします。

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カニを食べた後の下痢や腹痛、その原因は?

カニを食べた後に下痢や腹痛が起きた場合、原因として考えられるのは以下の3つです。

  • 食中毒
  • アレルギー
  • カニの食べ方、食べた量

 

さっそくそれぞれの原因について、詳しくみていきましょう。

 

食中毒によるもの

カニによる食中毒は“ナグビブリオ”という水生菌が原因で起こります。

この菌はカニやエビ、その他魚介類に付着しており、これらを生食することで経口感染します。

ナグビブリオ食中毒にかかると下痢や腹痛だけでなく嘔吐や発熱もみられますが、重症化しなければ1週間以内に治ります。

 

ナグビブリオの感染を防ぐには、カニの保存法や調理法に気をつける必要があります。

保存の際は低温(4~8℃)で、調理の際はなるべく生食(刺身)は避け、鍋や焼き蟹などにして十分加熱してから食べるようにしましょう。

どうしても刺身で食べたい人は、新鮮なうちに食べ切ることが感染を防ぐためにできる一番の対策です。

アレルギーによるもの

甲殻類アレルギーといえば“エビ”を思い浮かべる人が多く、カニのアレルギーというのはあまり知られていないと思います。

アレルギーが原因の場合、食中毒ほど激しくない程度の下痢や腹痛が、カニを食べる度に現れるのが特徴です。

さらに下痢や腹痛以外にも、食中毒では起こりにくい皮膚のかゆみや発疹、目の充血といった症状が現れる場合もあります。

 

アレルギーはある日突然起こる可能性もあるため、「今までは大丈夫だったのに…」という考えは通用しません。

また甲殻類アレルギーは小学生から大人まで発症する可能性があり、年齢による症状の改善は見込みにくいです。

一度の下痢や腹痛でアレルギーと確定するのは難しいですが、アレルギー物質を何度も摂取するのはアナフィラキシーショックが起きる可能性を高めるため危険です。

カニを食べた後に下痢や腹痛、発疹などアレルギーを疑う症状がみられた場合、我慢できる程度でも一度病院で検査しておくことをおすすめします。

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カニの食べ方、食べ合わせによるもの

カニの食べ方で最もメジャーなのが“お鍋”ですが、カニを食べた後に起きる下痢や腹痛は、カニではなく”お鍋”という食べ方が原因かもしれません。

寒い日に鍋を食べると全身が一気に温まりポカポカになりますが、これは内臓温度の急上昇につながります。

お鍋を食べるまでは寒さのせいで内臓の活動は鈍っていたのに、温かいお鍋を食べると急激に温もり内臓の活動が活性化します。

その結果、内臓の働きをコントロールしている自律神経が乱れ、下痢や腹痛を引き起こすのです。

 

またカニは美味しいのでついつい食べ過ぎてしまいがちですが、食べ過ぎも要注意です。

食べ過ぎは胃痛や胸やけを引き起こす原因になりますし、消化作業で内臓に負担がかかると、消化不良を引き起こし下痢になります。

 

食べている時は幸せでも、後々カニを食べた幸せをかき消すような腹痛や下痢に襲われては本末転倒です。

満腹による消化不良はカニに限った話ではないですが、食事は腹八分目で止めるように心がけましょう。

 

カニアレルギーだと、エビなど他の甲殻類を食べるのはNG?

カニによるアレルギーが確認された場合、エビなど他の甲殻類は食べても大丈夫なのか気になりますよね。

カニでアレルギー反応が起きるのは“トロポミオシン”というたんぱく質が原因ですが、トロポミオシンはエビをはじめ、他の甲殻類にも多く含まれています。

そのためカニアレルギーの人がエビやその他甲殻類を食べると、カニを食べた時と同じアレルギー反応を引き起こす可能性が非常に高いです。

またトロポミオシンはカニ、エビなどの甲殻類以外に、貝類や軟体類(イカやタコ)にも含まれているため、食べるのを避けるべきなのは甲殻類のみとは限りません。

 

カニアレルギーの人が「食べても大丈夫なもの」「食べるとNGなもの」を自分で判断するのは非常に危険です。

不安なく食事するためにも、アレルギーの恐れがあると思った時は病院へ行き、精密検査してもらうようにしましょう。

 

まとめ

カニを食べた後に下痢や腹痛の症状が現れた場合、食べ過ぎ~食中毒まで様々な原因が考えられます。

自分で下痢や腹痛の原因を「食べ過ぎたかな…」と決めつけてしまうのは危険です。

“食べ過ぎによる下痢と思っていたら、実はアレルギー反応だった”なんてことも当然あります。

アレルギーや食中毒は放っておくと命にかかわるので、例え症状が軽くても油断しないようにしましょうね。

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