サルモネラ菌による食中毒は卵からの感染が多く、暖かくなってくると毎年のように感染者が急増します。

発生頻度の多いサルモネラ菌食中毒だけに、人から人にうつるのか気になりますよね。

また、サルモネラ菌は卵から感染するイメージが強いですが、その他の感染経路はどのようなものがあるのでしょう?

今回、サルモネラ菌食中毒の感染経路や予防法、また人から人にうつることがあるのか調べてみました。

スポンサーリンク

サルモネラ菌の感染経路

サルモネラ菌の感染源として最も多いのは、やはり卵(鶏卵)です。

スーパーで一般的に売られている卵は工場で消毒処理されてから店頭に並ぶため、サルモネラ菌が付着している可能性は低いです。

しかし、養殖所からの直輸入で消毒処理されずに販売されている卵は殻の表面にサルモネラ菌が付着している可能性が非常に高くなります。

※関連記事

卵で下痢する原因と対処法!賞味期限切れはすぐ捨てるべき?

また、卵以外にも以下のような食品を食べることで感染する場合があります。

マヨネーズ

マヨネーズの原料として卵が使われているため、サルモネラ菌の感染経路のひとつになります。

卵同様、市販で売られているマヨネーズは殺菌消毒されていますが、手作りマヨネーズを作る際に感染のリスクが高くなります。

特に卵を卵黄と卵白に分ける時、卵の殻を使って分けるのが一番危険な行為です。

万が一殻の表面にサルモネラ菌が付着していると、生卵が直接殻の外側に触れる機会を作ってしまうため感染する可能性が高くなります。

ケーキ

ケーキを作る時に卵を使いますが、マヨネーズと違い調理の過程で火を通すので安全と思うかもしれません。

しかし、調理過程で卵を卵黄と卵白に分ける時、卵の殻に付いているサルモネラ菌が卵黄や卵白に移動し、それらを混ぜるのに使った調理器具から感染します。

熱を通した後に調理器具に触れると、サルモネラ菌が手やケーキに付着するというわけです。

ケーキを作っている途中に調理器具を洗ったり消毒すると感染が防げるかもしれませんが、大抵はケーキを作り終えてからしますよね。

牛・豚・鶏などの食肉

牛・豚・鶏などの食肉は消化器官にサルモネラ菌が生息しているため、火を通さず食べると感染する危険があります。

特にホルモンなどの内臓部位を生、または半生の状態で食べるのはかなり危険です。

冷凍食品

サルモネラ菌は低温に強い菌のため、冷凍によって死滅することはありません。

そのため卵や食肉を使った冷凍食品を作る際、調理過程でサルモネラ菌が付着すると、保存中に増殖して感染可能な状態になる場合があります。

 

サルモネラ菌による食中毒の症状は?

悪心・嘔吐・腹痛・下痢など、食中毒の代表的な症状が現れ38℃前後の発熱が起きる場合も多いです。

サルモネラ菌による食中毒の症状は3~5日程で治まる場合が多いですが、稀に1週間以上長引くこともあります。

特に小児や高齢者は免疫力が低いため、症状が重症化したり長引きやすいので注意しましょう。

 

また、サルモネラ菌が血液中に侵入して菌血症を起こす場合があります。

菌血症になると38℃以上の高熱が出たり、血液中のサルモネラ菌が脳や心臓に入ると、髄膜炎や心膜炎を発症する原因になります。

スポンサーリンク

サルモネラ菌は人から人へうつる?

結論から言えば、サルモネラ菌はインフルエンザのように咳やくしゃみで人から人へ感染することはありません。

ただ、感染者した人やペットに直接・間接的に触れることによってうつる場合があります。

人から人への感染

感染者の排便処理をした後、手洗いや消毒が不十分で感染するケースがあります。

また、ドアノブやつり革など汚染された場所に接触して感染するケースもあります。

ペットから人への感染

犬や猫の他、インコやオウムなどの鳥類、カメなどの両生類といった様々な動物が体内にサルモネラ菌を保菌しています。

ペットも人と同じで、主に排便処理の時に感染するケースが多いです。

それ以外に舐めたり触れたりした場所も感染経路になるので、しっかり除菌してください。

 

ちなみにペットはサルモネラ菌に感染していても食中毒の症状を発症することはまずありません。

そのため、健康なペットにも注意する必要があります。

 

サルモネラ菌を予防する方法

サルモネラ菌の予防するためには、

  • 菌による食中毒の予防
  • 人から感染しないための予防

上記2つを徹底して行う必要があります。

食中毒の予防

  • 卵は冷蔵保存し、割ったら早めに食べる
  • 調理器具はよく洗い、熱湯や次亜塩素酸ナトリウム消毒用エタノールなどで除菌する
  • 肉類を生で食べるのはNG!必ず加熱する(75℃・1分以上)
  • 生肉を扱った後は手洗い・手指消毒をしてから他の食材を触る
  • 肉と他の食品で調理器具や容器を分ける

人から感染しないための予防

  • 料理前や排便後、またペットに触った後は必ず手洗い・手指消毒をする(小児や高齢者は感染しやすいため消毒を徹底する)
  • トイレ内のレバー・便座・ドアノブを消毒用エタノールなどでこまめに消毒する

 

これらの予防法を意識して実践するだけで、サルモネラ菌に感染する確率はだいぶ低くなるかと思います。

夏の時期は特にサルモネラ菌が増殖しやすいので、徹底して予防法を実践していきましょう。

 

まとめ

サルモネラ菌は空気感染しないものの、人から人、ペットから人に感染する危険があることが分かりました。

また、感染源になる肉や卵などに火を通すことだけ気をつけていても、火を通す前に使った調理器具からうつる場合もあります。

食中毒は意識して予防法を実践することで、感染の確率を劇的に低くすることができます。

面倒くさがらず、今回お伝えした予防対策を日々実践してくださいね。

スポンサーリンク