仕事で緊張している状態が続くと、決まって頑固な便秘になる…こんな症状に悩んでいる人はいませんか?

ストレス性の便秘は通常の便秘と違い、便秘解消に有効な食べ物や下剤が効かなかったり、便秘だけでなく下痢と便秘を交互に繰り返す場合もあります。

そもそも、なぜストレスを感じると便秘になってしまうのでしょう?

また、ストレス性便秘の解消に有効な方法や、市販薬で効き目がある商品について知りたい人は多いと思います。

今回、ストレス性の便秘が起きる仕組みと、通常の便秘とは異なるストレス性便秘を解消する方法や、おすすめの市販薬についてまとめます。

スポンサーリンク

ストレス性便秘が起きる仕組み

緊張すると便秘だけでなく、胃痛が起きたりお腹がゆるくなる人は多いと思います。

実は胃や腸などの消化器官は“心の鏡”と呼ばれるほど、ストレスの影響を受けやすい臓器とされています。

私たちの体の機能は、自律神経によってコントロールされていますが、自律神経には

  • 活動中やストレス・緊張を感じている時に働く“交感神経”
  • 休息している時・リラックスしている時に働く“副交感神経”

上記の2種類があり、両方がバランス良く働くことで健康状態を保っています。

 

自律神経のうち、消化器官の働きを調整しているのは副交感神経。

緊張やストレスを感じる状態が続くと交感神経が優位になり、副交感神経の働きを低下させます。

副交感神経の働きが低下すると大腸の働きを調整できなくなるため、排便を促す運動が衰えて便秘になります。

 

また、腸の働きが低下するだけでなく、逆に活発になり過ぎて下痢を引き起こす場合もあります。

便秘だけでなく時には下痢を引き起こし、ストレスを感じることでお腹の調子が悪くなる病気を“過敏性腸症候群”といいます。

 

過敏性腸症候群の症状は?

ストレス性の便秘も過敏性腸症候群の一つの症状といえますが、この病気には他にも色んな症状があります。

よく見られる症状を挙げると、

  • 便秘と下痢が交互に起きる
  • コロコロとした硬い便が出て、残便感がある
  • 腹痛があるが便が出ない
  • 排便時に腹痛がある
  • 食後に腹痛が起こる
  • お腹が張る
  • ガスが溜まりやすい

などです。

※関連記事

 

過敏性腸症候群はストレスを感じた時だけ便秘などお腹の不調が症状として現れる病気で、腸自体には異常が見られません。

環境次第で悪化や解消を繰り返すので、完治させることは難しいとされています。

 

過敏性腸症候群を解消するには?

過敏性腸症候群の症状を解消するには、ストレスを緩和することが最も重要です。

しかし、今の世の中、ストレスと無縁でいることは難しいですよね。

ストレスの原因が仕事の場合、仕事を辞めて好きなように生きることができれば症状は解消する可能性が高いですが、それは無理な話です。

 

また、お腹の不調そのものがストレスになるという悪循環に陥る場合もあります。

排便に伴う不快感に加え、お腹が張って食事が進まない、頻繁に便意を感じて仕事に集中できない…こんな症状が続くと憂鬱な気分になるのは当たり前です。

ストレスをなくすのは難しいですが、1日の中で少しでもいいのでリラックスできる時間(副交感神経を優位にする時間)をつくり、交感神経とのバランスを保つように努めましょう。

 

緊張をほぐしたりストレスを解消するのに効果的なのは、入浴や睡眠です。

  • 毎日湯船に浸かり、身体を温めてリラックスする
  • 1日、最低でも7時間は眠れるよう、睡眠時間を確保する

このような努力次第で実践可能なストレス解消法を、日々の生活に取り入れるようにしましょう。

スポンサーリンク

ストレス性便秘を解消する市販薬は?

過敏性腸症候群による便秘が何日も続く場合、ストレスを緩和するため下剤を服用するのも一つの有効な方法だと言えます。

ストレス性の便秘の場合、薬の選択が普通の便秘と比べて難しいので市販薬を選ぶ際は注意が必要です。

市販薬に多い刺激性下剤はNG

ストレス性便秘の時は腸の働きが不安定になっているので、刺激性下剤を飲むと疲れ切った腸にさらに刺激を与えることになります。

そうなると、腸の痙攣が悪化して腹痛を引き起こす原因になりかねません。

市販薬の多くは刺激性下剤の成分を含んでいるので、ストレス性の便秘では使用しない方がよいと覚えておきましょう。

ストレス性便秘で摂取NGな成分

センノシド・センナ・アロエエキス・ダイオウエキス・ピコスルファート・ピコサジル・カサントラール

摂取NGな成分を含む主な市販薬の名前

コーラック・スルーラック・ビューラック・新ウィズワン

※関連記事

ストレス性便秘に効くのは塩類下剤

塩類下剤は腸に刺激を与え排便を促すものではありません。

腸内の水分吸収バランスを整える成分でできているので、ストレス性便秘はこのタイプの下剤が適しています。

効果は穏やかなので即効性は期待できませんが、腹痛も起きにくく習慣性が少ないのが特徴です。

ストレス性便秘の解消に有効な成分

硫酸マグネシウム・酸化マグネシウム

有効成分を含む主な市販薬の名前

3Aマグネシア(酸化マグネシウム)・スラーリア(酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム)

 

この2つの市販薬は非刺激性便秘薬で、腸に集めた水分によって便をやわらかくし、排出を促す効果があります。

ストレス性便秘を下剤で解消したい場合、用法用量を守り上記の市販薬を試してみるといいでしょう。

 

まとめ

食生活に注意しているのに便秘の状態が解消されない場合、ストレスが原因で腸の機能が低下して便秘になっているかもしれません。

今回紹介した方法でストレスの対策を行いつつ、状況によっては下剤なども服用して症状の解消を目指しましょう。

また、ストレス性便秘は“過敏性腸症候群”という病気の可能性が高いです。

通常の便秘とは対処法も異なるので、一度病院を受診してお腹の不調を専門医に相談することをおすすめします。

スポンサーリンク