美味しい食事の後、「なんだかお腹の調子が…」なんて経験は誰でも1度はあるのではないでしょうか?

楽しかった食事の思い出が一瞬にして悪夢に変わり、とめどなく腹痛や下痢が襲ってくる食中毒。

先の見えないお腹の不調に恐怖を感じますが、食中毒による腹痛や下痢の症状はいつまで続くのでしょう?

また食中毒を少しでも早く治すため、自分でできる対処法についてお伝えします。

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食中毒菌の種類と症状!腹痛や下痢はいつまで続く?

食中毒とは、飲食したものが原因で腹痛や下痢、嘔吐などの症状が現れる病気です。

食中毒は様々な種類の細菌やウイルスにより起こるので、原因菌によって、潜伏期間や回復までの時間が変化します。

食中毒の原因菌別に、腹痛や下痢が等、食中毒の辛い症状がいつまで続くのかまとめていきます。

 

サルモネラ菌

  • 潜伏期間:8~48時間
  • 回復までの期間:半日~4日

サルモネラ菌に感染している肉や卵を食べることにより食中毒が発症します。

サルモネラ菌は、毎年食中毒の原因となる細菌ランキングで1位2位を争うほどメジャーな食中毒の原因菌です。

感染すると波のある強い痛みを持った腹痛に襲われ、回復するまでは水下痢が続きます。

サルモネラ菌による食中毒は他の主な食中毒に比べて症状が重く、便の色が緑色に近くなることもあります。

菌が体内から完全に身体から排出されるまでには1ヶ月以上かかりますが、腹痛や下痢などの症状は3、4日程で治まる場合が多いです。

 

カンピロバクター

  • 潜伏期間:1~7日
  • 回復までの期間:4~5日

主に生の鶏肉や加熱が十分でない鶏肉から感染することが多く、感染力が強いためごく少量の菌でも発症する場合があります。

カンピロバクターは食中毒の中でも特に発症しやすく、症状の強さも人によって大きく変わるため、腹痛や下痢が1週間以上続くこともあります。

また、腹痛や下痢と併せて、発熱や頭痛、倦怠感などの症状があるため、胃腸風邪と間違われやすいのも特徴です。

カンピロバクターの場合、下痢に血液が混ざることも多いです。

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カンピロバクター食中毒の潜伏期間や症状!人にうつることは?

 

病原性大腸菌

  • 潜伏期間:4~8日
  • 回復までの期間:5~10日

大腸菌自体は腸の中にも存在する無害な菌ですが、中には強力な毒素を放つ菌や腸に炎症を起こす菌がいて、それらを病原性大腸菌といいます。

病原性大腸菌の中でも要注意な菌がo-157・o-26・o-111で、これらの症状は激しい腹痛や出血性の下痢を伴い命に係わるほど重症化する恐れがあります。

病原性大腸菌は菌の分布が幅広く、様々な食品から感染する恐れがありますが、特に生肉には注意が必要です。

病原性大腸菌は合併症が怖いので、感染した場合は一刻も早く病院で適切な処置をしてもらうことが大切です。

重症化さえしなければ、o-157等に感染したとしても5~10日程で回復して腹痛や下痢も治まります。

 

ウェルシュ菌

  • 潜伏期間:6~18時間
  • 回復までの期間:1~2日

肉や魚介、野菜などを煮込んだ料理(煮物やカレーなど)による感染が多く、特に一晩寝かせたカレーなどは要注意です。

食中毒の中では症状は軽めで、潜伏期間や回復までの期間も短いため、大流行することは少ないです。

ただ、学校給食のカレーなどから集団感染した事例も報告されているので注意が必要です。

ウェルシュ菌が原因の食中毒の場合、腹痛や下痢は起こりますが、血便や嘔吐などの症状はほとんど見られません。

また、感染しても多くの人が2日程で回復します。

 

腸炎ビブリオ

  • 潜伏期間:10~24時間
  • 回復までの期間:2~3日

夏場の暑い時期、未加熱の魚介類(刺身など)を食べることにより多く発症します。

症状は腹痛や下痢が多く、稀に嘔吐や発熱も起こりますが、水分をしっかり補給して安静にしていれば3日程で回復します。

ただし、幼児や高齢の方、糖尿病や肝臓病などの疾患にかかっている方は敗血症を発症する恐れがあるので注意が必要です。

敗血症とは、細菌が血液中に入り込んで全身にまわり、体中のあらゆる箇所で炎症を引き起こす命の危険を伴う病気です。

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黄色ブドウ球菌

  • 潜伏期間:1~6時間
  • 回復までの期間:1~2日

人間や動物の手や鼻、のどなどあらゆる場所に存在しており、特に皮膚の傷口に多く潜んでいます。

手作りの料理から感染して、数時間という短い潜伏期間が終えた後、激しい吐き気や嘔吐とともに腹痛や下痢の症状が出ます。

多くの場合は24時間以内に回復しますが、個人差があるため、稀に2日程かかる場合もあります。

 

ノロウイルス

  • 潜伏期間:24~48時間
  • 回復までの期間:3日

毎年11月から1月に流行し、牡蠣などによる食品からの感染の他に、感染者の吐しゃ物や便などからも感染します。

激しい腹痛や下痢とともに、吐き気や嘔吐、発熱(高熱ではない)などの症状も伴います。

ノロウイルスは感染力が強いため、毎年保育園や小学校などで大流行します。

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食中毒を早く治すための対処法とは?

食中毒による下痢や腹痛が一向に治らないと、いつまで続くのか不安になりますよね。

食中毒は色んな細菌やウイルスが原因で起こりますが、早く治すための対処法はどの種類の食中毒でも同じです。

食中毒を少し早く治すためにできる対処法は以下の3つです。

下痢止めや吐き気止めを使わない

症状がピークの時は苦しくて辛いと思いますが、下痢や嘔吐は正常に菌を出せている証拠です。

下痢止め・吐き気止めを使って菌を体内に閉じ込めてしまうと、症状が長引くだけでなく悪化する恐れもあります。

早く体内から原因菌を出し切るため、下痢止め・吐き気止めは絶対に使わないようにしましょう。

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下痢止めは飲み方を間違えると危険!副作用と薬の種類について

無理に食べない

体力をつけないといけないと思い無理に食べると、消化作業で胃や腸に大きな負担をかけることになり、嘔吐や下痢が悪化します。

2、3日の絶食は生きていく上で問題ないので、下痢や嘔吐が落ち着くまでは無理に食べない方がいいです。

食べられるようになっても、最初は消化に良いものから少しずつ食べ始めるようにしましょうね。

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水分を摂る

水下痢や嘔吐を繰り返すと、体内の水分がみるみる失われていきます。

スポーツドリンクやひとつまみの塩を混ぜた水を少しずつこまめに飲むようにしましょう。

この時、胃腸に余計な負担をかけないため、少し温めるか常温で飲むことをおすすめします。

 

上記3つの対処法を実践するとともに、弱っている身体にムチを打たないようしっかり体を休めることが大切です!

また、症状がいつまで経っても治らなかったり悪化していく場合、早急に病院で診てもらうようにしましょう。

 

まとめ

食中毒によって起こる下痢や腹痛は、感染した原因菌によっていつまで続くのかが違ってきます。

いつまでも辛い下痢や腹痛に苦しむのは絶対に嫌だと思うので、今回紹介した対処法を早めに行い、少しでも早く回復できるよう努めましょう。

また、腹痛や下痢を避けるために一番大切なのは、食中毒にならないことです。

生ものを避けるのはもちろん、手洗いの徹底や調理後の食事は少しでも早く食べ切るようにしましょうね。

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