食中毒といっても原因となる細菌やウイルスは様々で、感染経路も違っているので全ての原因菌の予防対策を行うのは難しいと思っていませんか?

実は食中毒は、原因菌のうち患者数が多い5種類のみ押さえておくことで、約8割予防できると言われています。

100%予防できるわけではないですが、中途半端な対策を行うよりかかりやすいものに特化して対策した方が効率良いですよね!

今回、特に患者数が多い食中毒の原因菌をランキングでまとめ、避けたい食べ物や予防対策も併せて紹介します。

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食中毒の原因菌ランキングTOP5

  • 1位 ノロウイルス
  • 2位 カンピロバクター
  • 3位 サルモネラ菌
  • 4位 ウェルシュ菌
  • 5位 腸炎ビブリオ

※ランキングは過去の総合になるため、年度によって多少のズレはあります

 

ランキング上位のノロウイルスやカンピロバクターなんかはよくニュースでも耳にしますよね。

さっそく、各原因菌の感染経路や予防対策についてお伝えします。

症状や回復までの期間については、こちらの記事でまとめています。

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1位 ノロウイルス

患者数が最も番多いノロウイルスは毎年11月~1月頃に大流行をむかえ、毎年ニュースにも取り上げられますよね。

ノロウイルスは牡蠣などの二枚貝に汚染しており、十分な加熱なしで食べることにより感染します。

ウイルス自体の感染力がかなり強いため、感染者の吐しゃ物や糞便などからでも感染します。

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避けたい食べ物

あさり、しじみ、牡蠣などの二枚貝

ノロウイルスは流行時期以外でも感染の可能性が高いです。

たとえ夏でも食べる時はしっかり加熱しましょう。

予防対策

感染力が強いので、手洗いうがいを徹底して行い、体内にウイルスが侵入するのを防ぎましょう。

ノロウイルスは熱に弱いので、二枚貝を食べる時は90℃で90秒以上、中心まで火を通すことで失活します。

次亜塩素酸ナトリウムでよく手に触れるもの(ドアノブや取手など)を拭くことにより、ウイルスを消毒することができます。

また、感染者の吐しゃ物の処理時にも必ず消毒することが必要です。

アルコールではノロウイルスを消毒することはできないので注意しましょう。

 

2位 カンピロバクター

鶏や豚、牛などの腸内に生息している菌で、犬や猫の糞便にも存在します。

毎年5月~9月の夏場が流行時期で、ごく少量の菌でも感染して食中毒を引き起こすため注意が必要です。

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避けたい食べ物

肉類やその加工品(ハム、ソーセージ 等)

特に鶏からの感染が多く、感染経路において高い割合をしめるので、流行時期は特に避けた方が無難です。

また、牛生レバーや井戸水などからも感染します。

予防対策

カンピロバクターによる食中毒は、感染の恐れがある食べ物を十分に加熱することで防ぐことができます。

生肉を食べる場合は75℃以上で1分間、加熱しましょう。

また、肉を触る前後にはしっかりと手洗いをして、他の食品や場所に触らないようにしましょう。

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3位 サルモネラ菌

サルモネラ菌は人や家畜の腸内や河川・下水など、幅広い場所に生息している菌です。

毎年、食べ物が傷みやすい7月~9月の夏の時期にサルモネラ菌による食中毒の患者が増える傾向にあります。

サルモネラ菌は、ごく少量の菌でも感染するため注意が必要です。

避けたい食べ物

鶏肉や豚肉、牛肉などの肉類と卵

特に賞味期限の切れた卵を生で食べるのは危険なので絶対にやめてください。

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予防対策

75℃以上1分の加熱で死滅させることができるので、感染の恐れがある食べ物は必ず加熱してから食べましょう。

特に卵は半熟や生で食べる機会が多いので、気をつけてください。

また、サルモネラ菌は調理者の手を介して感染する可能性もあります。

食品を扱う前、飲食の前には必ず石鹸で念入りに手洗いをしましょう。

 

4位 ウェルシュ菌

土や水、人の腸の中など幅広い場所に生息している細菌で、100℃でも耐える耐熱性をもっているため加熱消毒はできません。

流行時期は主に5月~9月の夏場ですが、感染経路が食べ物なので一年中感染する可能性は十分にあります。

避けたい食べ物

肉や魚介、野菜などを煮込んだ料理

煮物やカレーはウェルシュ菌が好む無酸素状態になるため増殖に適した環境といえます。

そのため、食べ物を保存する時間が長ければ長いほど、菌が増殖して感染確率が上がります。

予防対策

ウェルシュ菌は加熱して死滅させることができないため、

  • 食べ物を無酸素状態にしない
  • 冷却保存して増殖を防ぐ

この2つの対策をとり予防しましょう。

無酸素状態にしないためには、カレーや煮物はよくかき混ぜて作ることや、浅い容器に入れて空気に触れる面を多くした状態で冷蔵庫に保存します。

また、その日作った料理は一度の食事で食べ切る、残った場合はすぐに冷却保存することが大切です。

 

5位 腸炎ビブリオ

海から獲れたばかりの新鮮な魚介類に多く生息している細菌で、増殖速度がかなり早いため増えないよう予防することが大切です。

毎年、5月~9月の夏場に感染が多く報告され、魚介類を食べる以外にも、稀に海水に浸かった際、傷口から感染することがあります。

避けたい食べ物

生鮮の魚介類

特に夏場の刺身には気を付けましょう。

予防対策

腸炎ビブリオは夏場の温かな気温の下だと短時間で大量増殖しますが、4度以下では増殖しません。

スーパーから魚介類を持ち帰る時は、氷で冷やしておくと菌が増えにくくなり、食中毒予防に効果的です。

また、調理前の魚介類や刺身を切ったまな板はしっかりと流水で洗いましょう。

そうすることにより、魚の表面やまな板の上で増殖している菌を洗い流すことができます。

 

まとめ

食中毒の原因になる食べ物を全て避けて通るのは、さすがに難しいと思います。

そのため手洗いや食品の加熱など、予防対策をちゃんと行うことが食中毒の予防においては重要です。

日々意識して食中毒対策を行っていれば、高い確率で感染を防ぐことができるはずです。

今回紹介したランキング上位5つの原因菌の予防対策くらいは、徹底して行うようにしましょう。

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