食後の胃の張りは誰にでも起こりますが、満腹じゃないのに胃がパンパンに張っていたり、ゲップが出ずに苦しい思いをしている人はいませんか?

満腹とは異なる胃の張りは、胃に何らかの異常が起きている可能性が高いですし、肝臓の疾患が原因の場合もあるため要注意です。

今回、食後に胃が張る原因について、対処法も併せてお伝えします。

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食後に胃が張る原因とは?

食後に胃が張る原因は、大きく分けると

  • 胃に大量の空気・ガスが溜まっている
  • 胃の中に溜まった空気・ガスを排出できない

上記の2つが考えられます。

胃に大量の空気が溜まる場合は食事の仕方が原因ですが、胃の中に溜まった空気やガスをうまく排出できない場合、胃の病気かもしれません。

さっそく、それぞれの症状が起きる原因や解消法についてみていきましょう。

 

胃に大量の空気・ガスが溜まる

食事中におしゃべりをする人や早食いの人に起こりやすく、食事と一緒にたくさんの空気を飲みこむことによって胃が張ります。

また、ストレスや睡眠不足により内臓の働きを調整する自律神経が乱れた場合、消化不良を引き起こし、食べた物から発生したガスが胃に溜まりやすくなります。

他にも、

  • 便秘の人は、腸内に溜まった便から発生するガスが胃まで上ってくる
  • 炭酸飲料の飲みすぎやでんぷん質(イモ類など)の食べすぎ

などが原因で胃が張る場合もあります。

また、食後にゲップが多い人は胃に空気やガスが溜まるっている証拠です。

※関連記事

ゲップが多い人は病気かも?胃痛や吐き気もある場合は要注意!

胃に大量の空気やガスが溜まり胃が張る場合、原因にあった対処法を実践していきます。

食事の仕方を改善する

食事中、特に口の中に食べ物が入っている時は、おしゃべりではなく食べ物を噛むことに集中しましょう。

噛む回数が少なければ少ないほど、また、食べる量が多ければ多いほど空気を一緒に飲み込みやすくなります。

早食い・大食い(飲み過ぎ)を意識して治すのはもちろん、食事中は炭酸飲料を控えてください。

生活習慣を見直す

睡眠不足や栄養の偏った食事が毎日続いていると、ストレスが溜まりやすくなります。

毎日最低6時間以上の睡眠時間を確保しましょう。

また、もし“米やパン、麺類だけ”といった、炭水化物中心の食生活になっている場合は炭水化物の量を減らし、その分肉類や野菜類を食べるように心がけます。

 

胃の中に溜まった空気・ガスを排出できない

胃の中に溜まった空気やガスを排出できないのは、

  • ストレスによる自律神経の乱れや暴飲暴食によって胃の機能が低下している
  • 炎症や血流障害など、何らかの病気が胃の中で発生している

このような原因が考えられます。

胃の中の空気やガスをうまく排出できない状態だと、

たくさんの空気が胃に入るタイミングや、胃でガスが多く発生するタイミング…

つまり食後に胃が張ると感じることが多くなります。

 

ストレスや暴飲暴食が原因の場合は、食事の仕方や生活習慣の見直しで改善可能です。

ただ、胃の病気が原因の場合は早急に病院で診てもらい、治療することが大切です。

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食後に胃が張るのはどんな病気?

胃炎

胃炎は急性と慢性、2つのタイプがあります。

急性胃炎は暴飲暴食やストレス、ウイルス感染、食中毒、アレルギーなどが原因で起こります。

急性の場合は激しい胃痛や吐き気・嘔吐、また発熱を伴うため、まず我慢することができません。

すぐに病院へ行き、適切な治療を受けてください。

 

続いて、慢性胃炎の場合は急性と同じく暴飲暴食やストレスも原因となりますが、多くはピロリ菌感染が原因です。

症状は急性胃炎ほど激しいものではないため、キリキリと胃が痛む状況が頻繁に起こります。

治療するためには、病院へ行きピロリ菌の検査をして、抗生剤を処方してもらうようにします。

 

ちなみに、頭痛や生理痛の時などに服用する市販の解熱鎮痛剤も慢性胃炎の原因になります。

市販の解熱鎮痛剤は飲みすぎないよう、くれぐれも用法用量を守って服用するようにしましょう。

機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)

胃に異常が全く見当たらないのに、胃の張りや胃もたれ、胃痛など様々な胃の不調が続く病気です。

機能性胃腸炎になる原因はストレスやピロリ菌とされていますが、胃に異常が現れない分、正確に原因を特定するのは困難です。

そのため、治療法も胃に起きている症状を抑える薬やストレスを抑える薬といった、対処療法的な流れになります。

完治させるのは難しい病気ですが、食生活と生活習慣を改善して胃に負担をかけないことが症状を抑える上で最も大切なことだと考えられています。

胃癌

胃癌の初期症状で胃が張る、胃が痛む、膨満感がある、吐き気や胸やけがするという症状が多くみられます。

胃癌は癌の中でも特にかかりやすい病気で、転移が速く死亡率も高いですし、家系で胃がんを患った方がいる場合は発生率も高くなります。

胃の不快感が続く場合、少しの症状でも軽視せずに受診することが早期発見につながります。

 

胃の張り、実は肝臓に原因があることも…

胃の張り=胃に異常があると考えがちですが、実際、胃の張りは肝臓の病気が原因の場合もあります。

毎日5合以上の飲酒が習慣になっていませんか?

また、お酒と一緒に脂っこいものをたくさん食べていませんか?

お酒の飲み過ぎや脂質を多く含む物の食べ過ぎ、肝臓のウイルス感染などは、肝臓に過度な負担がかかるため炎症を起こして腫れることが多いです。

 

肝臓には痛覚がなく“沈黙の臓器”という別名もあるだけに、他の臓器のように痛みで病気を知らせてくれません。

その代わり、肝臓が腫れると近くの臓器である胃が圧迫され、張っているような感覚を覚えることがあります。

胃の張りが気になる場合、1番下の肋骨に沿って軽く押してみてください。

もし腫れているような感覚や少し痛みを感じるようなら、肝臓が腫れている可能性が高いです。

お酒と脂っこいものの摂取をすぐにやめ、病院で胃と併せて肝機能の検査もしてみましょう。

 

まとめ

胃が張ると言っても、肝臓疾患による影響も考えると原因は様々です。

もし、食後以外でも慢性的に胃が張る場合は、一度病院で検査してもらうべきでしょう。

強い胃の張りを食後だけ感じる場合は、まず食事の仕方や生活習慣の改善に取り組んでみましょう。

それでも胃の張りが改善されなければ、大きな病気が隠れていることもあるので、早めに病院を受診することをおすすめします。

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