胃痛は誰でも起きる症状ですが、食後の胃痛は何らかの原因で胃粘膜や胃壁がすでに損傷しているところへ食べ物が入り、損傷部分を刺激するため起こります。

そのため、空腹時の胃痛よりも病気の可能性が高く、危険度の高い胃痛と考えられています。

当記事では、食後に起きる胃痛でみぞおちや背中など、痛む場所別に考えられる病気についてまとめていきます。

食後に不自然な胃痛がよく起きる人は、みぞおちと背中どちらが痛む時が多いのか、考えながらチェックしてくださいね。

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食後、みぞおちが痛む時に考えられる病気

食後、おへその上(みぞおち当たり)が痛むような症状がある場合、真っ先に胃潰瘍・胃炎の可能性が考えられます。

胃炎と胃潰瘍、どちらもよく聞く胃の疾患ですが、2つの違いは以下の通りです。

  • 胃炎…胃粘膜が炎症を起こしている状態
  • 胃潰瘍…胃炎の症状が悪化し、胃酸が胃粘膜や胃壁を溶かし始めている状態

胃炎と胃潰瘍、それぞれの症状や原因について見ていきましょう。

 

胃炎の症状

みぞおち当たりにキリキリ、ズキズキとした鈍い痛みが起きます。

併せて、胃が膨らむような不快感やむかつき、症状が重くなると嘔吐や吐血する場合もあります。

 

胃炎の種類

胃炎は、

  • 急性胃炎
  • 慢性胃胃炎
  • 神経性胃炎

といった3タイプに分かれます。

急性胃炎

暴飲暴食・医薬品・科学的毒物中毒などが原因で胃の粘膜がただれ、みぞおちが突然キリキリと痛みます。

ひどい時は吐き気や下痢も伴いますが、多くの場合は安静にしていれば2・3日で治ります。

慢性胃炎

慢性胃炎のほとんどはピロリ菌の感染が関係しており、慢性胃潰瘍の原因にもなります。

神経性胃炎

ストレスで自律神経が不安定になる事で起こります。

自律神経のバランスが崩れると胃酸が過剰に分泌されるようになり、みぞおちの痛みや胸やけを起こします。

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胃潰瘍の症状

胃潰瘍は食後ズキズキと重苦しい痛みが起きるとともに、お腹の張り・胸やけ、ゲップなどの症状が見られます。

ただ痛みが強いほど胃潰瘍の症状が悪いわけではなく、胃潰瘍になっても全く痛みを感じない場合もあります。

そのため潰瘍が胃に穴が開くほど悪化し、激痛が起こって初めて気付く場合も稀にあります。

 

胃潰瘍の主な原因
ストレス

イライラ・過労・睡眠不足・緊張・不安などからくる肉体的・精神的ストレス

ピロリ菌の感染

胃潰瘍の原因の7割以上がピロリ菌といわれており、感染するとまず慢性胃炎になり、そこから慢性潰瘍になります。

喫煙、飲酒、コーヒーの飲み過ぎ

喫煙は胃粘膜の血流を低下させます。

また、大量の飲酒やコーヒーの摂取も胃に大きな負担がかかるため、胃潰瘍の原因になります。

暴飲暴食・刺激物の過剰摂取

暴飲暴食やよく噛まないで早食いをする、香辛料、冷た・熱過ぎるもの過剰摂取は胃に相当な負担をかけます。

薬の服用(痛み止めや非ステロイドなど)

解熱鎮痛薬の長期服用は、胃に負担がかかります。

また腰痛・関節痛の痛み止めとして使われる非ステロイド系消炎鎮痛薬も、胃粘膜を荒らす副作用があるため胃潰瘍の原因になります。

 

食後背中が痛む時、考えられる病気

食後の胃痛で特に背中に痛みがある時、最も考えられる病気は十二指腸潰瘍です。

十二指腸は背中の近にまで臓器が及んでいるので、より背中に近い場所で炎症が起きると“背中が痛い”と感じます。

 

ただ、胃痛と併せて背中痛を感じる時に考えられる病気は、胃の疾患だけではなく肝炎・肝臓がんや胆石・胆のう炎・胆管がんなど、他の臓器疾患の場合もあります。

確実ではありませんが、どの病気の疑いが強いかは背中の左右どちらが痛むかである程度予測することができます。

  • 背中の左側が痛む…十二指腸潰瘍
  • 背中の右側が痛む…肝炎・肝臓がん・胆石・胆のう炎・胆管がん

背中が痛む場合は重篤な病気を患っている危険もあるため、激痛を感じたり、慢性的に痛みが続く場合は病院で診てもらうことをおすすめします。

 

最後に…

食後の胃痛は何かしらの内臓疾患を患っている可能性が高いので、重症化する前に病院で診てもらいましょう。

もし、胃潰瘍や胃炎と診断された場合は生活習慣が大きく変える必要があるため、医師の指示の下、適切な治療を行っていきましょうね!

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