食べ物を捨てるのは良心が痛むので、賞味期限切れでも数日や週週間以内なら見た目やニオイで判断して食べる人も多いと思います。

でも賞味期限切れ食品を食べた後、数時間後に腹痛が襲ってくると「もしかして賞味期限切れの食品が原因で食中毒に…」と焦りますよね。

腹痛の原因は様々で食中毒以外にいくつも考えられるので、自分だけでは判断が難しいところ。

今回、食中毒による腹痛は何時間後にやってくるのか、原因菌別の目安となる時間をお伝えするとともに、即効で行う対処法もまとめていきます。

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賞味期限切れの食品は危険?

食品の期限明記は“賞味期限”と“消費期限”の2種類があり、それぞれ意味が異なります。

 

  • 賞味期限 → 比較的長期保存が可能、品質が低下せず美味しく頂ける期間を指す
  • 消費期限 → 安全に食べられる期間を指す(傷みやすい食品に記載される場合が多い)

 

期限切れで絶対に捨てるべきなのは“消費期限切れ”の食品で、安全に食べられる期間が過ぎた場合、食中毒のリスクが高まります。

ただ賞味期限は安全性ではなく“味や風味”を対象とした期限となり、記載されている食品は基本的に食中毒のリスクが低いと考えられています。

数週間や1,2カ月程度の賞味期限切れなら、見た目やニオイ、味に問題なければ食べても問題ないといえるでしょう。

 

ただ賞味期限が記載されている食品でも、保管場所や開封・未開封によって安全に食べられる期限が大きく変わります。

高温多湿な場所での保管や開封済の食品に関しては、安全性を最大限考慮するなら賞味期限切れの段階で処分するのが理想です。

 

賞味期限切れ食品による腹痛!原因の食中毒と発症時間は?

賞味期限切れの食品を食べた後に腹痛が起きた場合、真っ先に疑うのが食中毒です。

食べたものや食中毒らしき症状が出るまでの時間により、食中毒の原因菌を予想できます。

家庭でよく起こる賞味期限切れが原因の食中毒について、種類や症状が出るまでの時間をみていきましょう。

 

カンピロバクター

生肉の中でも鶏肉(生)による感染が非常に多く、飲料水で感染した例もある。

熱に弱いため加熱すれば死滅する。

主な症状は腹痛や下痢、発熱・嘔吐だが、症状が出るまで2~5日かかるので、原因となった食品が判明しにくい。

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サルモネラ菌

卵や生肉などからの感染が多い。(賞味期限切れ卵の生食が最も危険)

熱に弱いので、きちんと加熱して食べていれば感染する可能性が低い。

食後6~48時間で腹痛や発熱、下痢などの症状が現れる。

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ボツリヌス菌

真空パウチや缶詰などに生息する食中毒の原因菌。

賞味期限切れと併せて袋や缶が膨張している場合は特に危険で、食後6~15時間で運動障害などの症状が現れる。

ボツリヌス菌が原因の食中毒の場合、腹痛の症状が現れないことが多い。

 

黄色ブドウ球菌

おにぎりやお弁当など手で加工する食品に多くみられる。

加熱しても死滅せず、腹痛や吐き気といった症状が出るまで30分~6時間と他の食中毒より発症時間が短い。

 

腸炎ビブリオ菌

魚介類を食べることで感染し、主な症状に腹痛や下痢がある。

症状が出るまでの時間が長い場合もあり、潜伏時間は4~96時間と幅広くなっている。

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カンピロバクターやボツリヌス菌は症状に特徴がありますが、他は症状や発症時間が似たようなものも多いです。

自己判断は難しいですし、悪化すると命に係わる場合もあるため、症状が長引いたり悪化する場合は早めに病院で診てもらうようにしましょう。

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即効できる食中毒の対処法は?

食中毒は病院へ行っても対処療法となる場合がほとんどで、菌を体外に出し回復を待つ治療になります。

そのため症状が軽い場合は応急処置として即効でできる対処法を実践しつつ、十分な休養を取り回復を待ちましょう。

 

整腸剤・胃腸薬を服用する

腹痛、嘔吐、下痢によって荒れた胃腸環境を改善するため、整腸剤や胃腸薬が有効です。

ただし下痢止めや吐き気止めなど、菌の排出を妨げる薬は症状を悪化させたり、食中毒の治りを遅らせるため絶対NGです。

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消化に良いものを食べる

吐き気がある間は無理に食事せず、腹痛や下痢だけで食欲がある場合に限り消化に良いものを食べましょう。

脂っこいものや辛み・塩気が強いものなどを食べると、腹痛や下痢の症状がさらに悪化する原因となります。

うどんやおかゆなどの柔らかく温かいものを食べ、弱った胃腸の負担にならないようにしましょう。

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家族間での感染を防ぐ

ノロウイルスやインフルエンザ同様、賞味期限切れが原因の食中毒も感染者の介護や食器の共有により菌が他人の体内へ侵入する場合があります。

食中毒の疑いがある腹痛や下痢の場合、タオルやコップの共有は避けて2次感染しないように努めましょう。

下痢や嘔吐した後のトイレで感染する可能性もあるため、使用後のトイレ消毒も徹底が必要です。

 

 

上記の対処法は即効で効果の出るものではないですが、食中毒の回復を早める効果は十分に期待できます。

対処法を実践して2,3日もすれば症状は回復に向かうと思われますが、数日たっても回復の兆しが一向に見れない場合は病院で診察と検査を受けましょう。

 

まとめ

見た目やニオイに異常がなければ賞味期限切れの食品を食べても食中毒になる可能性は極めて低いです。

ただ絶対に食中毒に感染しないと言い切ることはできないので、念のため

  • 加熱できる食品は食べる前に火を通す
  • 開封済や保管環境が悪かった賞味期限切れの食品は食べずに処分する

といった対処法を実践し、賞味期限切れが原因の食中毒を防ぐようにしましょう。

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